Fらくねっとに接続するための設定
インターネットに接続するための設定 【必須】
お客様環境に合わせて設定してください。
Fらくねっとサービスを利用するためには、FITELnetルータがインターネットに接続している必要があります。
FWが存在する場合や、宛先IPアドレスで制限されているネットワークにFITELnetルータを設置する場合は、インターネット接続の記載内容をご確認の上、適宜アクセス許可等の対応をお願いいたします。
IPv4/IPv6どちらもご利用いただけます。
テナントID 【必須】
契約時に通知されたテナントID、ポータルサイトで設定したテナントパスワードを設定してください。グループ管理する場合、グループ名を指定してください。
f-rakunet tenant id <テナントID> password <テナントパスワード> group <グループ名>
設定項目 | 設定内容 | 設定範囲 | 省略時の動作 |
---|---|---|---|
テナントID | 弊社から通知したテナントIDを入力します。 | --- | 省略不可 |
テナントパスワード | ポータルサイトで設定するテナントパスワードを設定します。 こちらをご参照ください。※弊社よりお伝えしたパスワードではございません | --- | 省略不可 |
グループ名 | 設定している機器の所属するグループを指定します。 グループ名にはネットワーク管理者に確認してください。 | --- | 所属グループなし |
Fらくねっとサービスホスト 【必須】
Fらくねっとアクセス先のホスト名およびポート番号を指定してください。特に指定がなければ、以下のように設定してください。
f-rakunet host service.f-rakunet.jp:5000
設定項目 | 設定内容 | 設定範囲 | 省略時の動作 |
---|---|---|---|
host | Fらくねっとのホスト名を指定します。 | --- | 省略不可 |
オプション
f-rakunet host service.f-rakunet.jp:5000 keepalive-interval 30
設定項目 | 設定内容 | 設定範囲 | 省略時の動作 |
---|---|---|---|
keepalive-interval | Fらくねっとサービスに定期的に送信するパケットの送信間隔(単位:秒) | 3-3600 | 30 |
Fらくねっとサービにに定期的に送信するパケットの送信間隔を指定するすることができます。Fらくねっとサービスとの間にNATルータが存在する場合、そのNATルータのテーブルがクリアされないような間隔で送信を行う必要があります。
時刻設定 【必須】
【本設定を行わないと機器へのコンフィグ反映が予定した時刻に行われません】
Fらくねっとサービスを利用する場合は、装置の時刻設定を正確にしておく必要があります。
NTP もしくは SNTPを利用して、時刻サーバと時刻を同期します。
ntp server <NTPサーバ> //NTPサーバと時刻同期する場合
sntp server <SNTPサーバ> //SNTPサーバと時刻同期する場合
装置のホスト名
Fらくねっとポータルサイトで表示される機器のホスト名を指定します。
hostname F220-xxxxx
もしくは
snmp-server name F220-xxxxx
・ f-rakunet hostname-select { hostname | snmp-server-name } コマンドにより、hostname, snmp-server name のどちらかを選択できます(*1)。デフォルトは snmp-server name です。
・ snmp-server name設定の無い機器では、hostname が機器のホスト名となります。
*1 ホスト名指定のためには、機器のファームウェアを以下のバージョンにアップデートすることが必要です。
・ F70, F71:V01.10(00)以降
・ F220, F221:V01.12(00)以降
・ F220 EX, F221 EX:V10.10(00)以降
・ F2500 : V01.07(00)以降
装置の管理者情報
Fらくねっとポータルサイトで表示される機器の管理者情報を指定します。
snmp-server contact admin@example.com
装置のロケーション情報
Fらくねっとポータルサイトで表示される機器のロケーション情報を指定します。
snmp-server location Kanagawaken-Hiratsukashi
インタフェース設定
インタフェースの利用用途などを指定します。使用する全てのインタフェースについて指定してください。
interface GigaEthernet 2/1
description WAN
exit
DNS設定 【必須】
【必須:IPCPもしくはDHCPでDNSサーバ情報を取得しない場合は、以下①②どちらかの設定を必ず行ってください。】
①Fらくねっとに接続するためにDNSサーバ設定およびキャッシュタイムアウト設定(単位:秒)をします。
ip name-serverは3エントリ設定可能です。
ip name-server A.B.C.D
ip name-server cache query-interval 60
②データベースの異なる複数のDNSサーバに接続する場合は、次の設定を行ってください。
「*.example.ne.jp」にマッチするドメインはDNSサーバ「A1.B1.C1.D1」に、「*.example.ne.jp」にマッチしない全てのドメインはDNSサーバ「A2.B2.C2.D2」にそれぞれ問い合わせを行います。
proxydns domainを32エントリ、各エントリ毎にDNSサーバを2台、それぞれ設定可能です。
ip name-server 127.0.0.1
dns-server ip enable
proxydns domain 1 any *.example.ne.jp any static A1.B1.C1.D1
proxydns domain 2 any * any static A2.B2.C2.D2
IPv6接続優先のための設定
IPv4アドレスとIPv6アドレスの両方が設定されている機器にて、IPv6アドレスでFらくねっとと接続したい場合は、以下を設定してください。
f-rakunet ipv6 preferred
上記設定がある状態では、最初にIPv6で接続を試み、IPv6での接続に失敗した場合はIPv4で接続しようとします。上記設定が無いデフォルトの状態では、IPv4⇒IPv6の順に接続を試みます。
ログ(SYSLOG)出力設定
Fらくねっとに出力するログレベルおよびファシリティは、下記のいずれかのコマンドで設定可能です。
logging {level <ログレベル>|facility <ファシリティ>} :装置のログレベルやファシリティを設定
logging f-rakunet {level <ログレベル>|facility <ファシリティ>}:Fらくねっとに出力するログレベルやファシリティを設定
いずれの設定も行わない場合は、errorレベル以上(レベル番号3以下)の全てのログがFらくねっとに出力されます。 loggingとlogging f-rakunetの2つを設定した場合は、logging f-rakunetが優先されます。
logging level informational
⇒ Fらくねっとに通知するログレベルはinformational(6)です
logging f-rakunet level informational
⇒ Fらくねっとに通知するログレベルはinformational(6)です
logging level errors
logging f-rakunet level informational
⇒ Fらくねっとに通知するログレベルはinformational(6)です
logging level informational
logging f-rakunet level errors
⇒ Fらくねっとに通知するログレベルはerrors(3)です
コンフィグ管理サービスを利用する場合
コンフィグ管理をFらくねっとで実施する場合は、以下の設定をします。
f-rakunet config-management enable
この設定を行った場合は、コンソールからの設定を行うことはできません。
LBOルール管理サービスを利用する場合
Fらくねっとで LBO管理サービスを利用するためには、機器に以下の設定をしてください。<LBOプロファイル名>の部分が、Fらくねっとサービスで指定する LBOプロファイル名と一致している必要があります。Fらくねっとの設定はこちらを参照してください。
f-rakunet lbo enable
lbo-profile <WORD>
f-rakunet id <LBOプロファイル名>
exit
その他
Fらくねっとに接続するための設定を行った後、ルータの再起動は必要ありません。